公衆電話の設置場所を覚えている祖母

電話を設置する仕事が来ました

公衆電話の設置場所を覚えている祖母 僕が今勤めている会社は、主に県や市からの入札案件に入札する、というものが多いのですが、同業他社との競争で、出来るだけ安い値段で入札しなければ、なかなか取れないものがほとんどという実情です。そのため、とにかく様々な業種の入札案件の仕様書を、しらみつぶしにダウンロードし、穴が開くほど見ている毎日です。その中に、コールセンターの運営という仕事がありました。本来であれば、それだけでスルーする内容なのですが、今はそうもいってられません。

仕様書を見るのは、大体僕の仕事なんですが、その仕様書の内容はなかなかに厳しいものでした。僕のイメージでは、県がコールセンターの環境を用意して、そこに人材を派遣するだけの仕事かな、と思ったのです。僕の考えが甘すぎました。コールセンターのオペレーターを自社で用意するだけではなく、回線の契約や電話の設置、場所の提供全てだったのです。つまり、自社の支店もしくは営業所に、コールセンターを作らなければならない、ということだったのです。

しかも、電話機、FAX、回線使用料、通信費、工事費などは、全てこちら持ちという事なのだそうです。これはなかなか厳しいぞと思いながらも、前年度の落札業者の価格を見てみると、より一層厳しくなりました。丸一年の案件なのですが、時給800円で人を雇ったとしても、前年度の落札価格を大きく上回ってしまうのです。やはりコールセンターの運営というものは、難しいようです。

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